プライドと偏見で有名な貴族の館チャッツワースハウスの見どころ

健康

都会の喧騒から逃れてストレスを解消しましょう。特に都会で生活していると、何かしら知らないうちにストレスがたまってくるのではないでしょうか。ストレスをそのままにしておくとうつ病のもととなります。

そこで、都会から離れて、ゆっくりと素敵な街に行ってみてはいかがでしょうか。今回紹介するのはチャッツワース・ハウスです。

チャッツワース・ハウス Chatsworth Houseは、プライドと偏見で有名なハウスのあるところです。ロンドンから車で3時間弱でいくことができます。

川向こうの牧場からの風景

pride and prejudice ( プライドと偏見 )を観たことがありますか?見事な17世紀のチャッツワースハウスはペンバリーのエクステリアショットとして使用され、いくつかのインテリアシーンもここで撮影されました。まだの方はぜひ一度観てくださいね。

チャッツワースハウスはベイクウェルの北東3.5マイル(5.6km)、チェスターフィールドの西9マイル(14km)のところにあります。英国のお気に入りのカントリーハウスとして数回選ばれたハウスです。

チャッツワース・ハウスの見どころ

ダイニングルーム

下の写真が、第6代デボンシャー公爵の時代に造られたダイニングルームです。1832年10月、ビクトリア王女(後のビクトリア女王)と母親のケント公爵夫人はチャッツワースを訪れ、13歳の時にこの新しいダイニングルームで初めての正式な大人の夕食を食べました。

一度はここでディナーをいただいてみたいですが、服装、振る舞いなどを考えると、おいしいものものどを通らないでしょうかね。

By Flavio Ferrari

1694年に完成した壁画で描かれたホール

ルイ・ラゲール(1663年-1721年)は、主にイギリスで働くフランスの装飾画家でした。

1663年にベルサイユで生まれ、パリ・アカデミーでチャールズ・ル・ブランの下で修業を経験した彼は、1683年にイギリスに来て、アントニオ・ヴェリオと一緒に働き、そのあと独立して活動しました。

彼は歴史画の分野でサー・ジェームズ・ソーンヒルと匹敵し、主に貴族の住むハウスを装飾しました。彼の壁画はここだけでなく、ブレナム宮殿、マールボロハウス、ペットワースハウス、バーグリーハウス・フェッチアム・パークハウスにあります。

By Martin Hartland

アントニオ・ヴェリオ1691によって描かれた大階段の天井

イタリア生まれのアントニオ・ヴェリオ(1636年-1707年)はイタリアの画家でした。彼はバロック様式の壁画をイギリスに導入し、30年間にわたって王冠を務めました。

英国でのヴェリオの装飾作品は、ここ以外にもバーグリーハウス、ライゲイトプライオリティ、チェルシー病院、キリスト病院、ハムハウス、ハンプトンコート宮殿、ムーアパーク、パウイス城、スネイプ城、ウィンザー城で見ることができます。彼の絵画、スケッチ、ドローイングの中には、大英博物館、フィッツウィリアム博物館、ケンブリッジ美術館、国立肖像画美術館、ノーサンプトン博物館、美術館、ロイヤルコレクション、ヴィクトリア&アルバート美術館など様々なコレクションに属しているものもあります。

By Daderot

庭園と公園と農園の散策

この庭園には年間約30万人の来場者が訪れるそうです。庭園は105エーカー(0.42平方キロ)の広さがあり、6つの異なる時代の特徴を持つ複雑なつくりとなっています。周囲を長さ1.75マイル(2.8km)の壁で囲まれています。約20人の専属の庭師のスタッフがいます。

ハウスと庭園は1555年にウィリアム・キャヴェンディッシュ卿とハードウィックのビーズによって最初に建設されました。長い年月の間に改築などがあり、現在に至っています。

素晴らしい設計と土木、建築技術を示していますね。

カスケード(何段も連なった小さな滝)とカスケードハウス

By Kev747

1696年に建てられ、1701年にはさらに壮大に再建されました。1703年にトーマス・アーチャーによって設計された壮大なバロック様式の寺院またはカスケードハウスが上部に追加されました。1994年から1996年にかけての大規模な修復には1万人の労働時間がかかったと言われています。2004年にカスケードは、カントリーライフによって選ばれた45人の庭園の専門家のパネルによってEngland’s best water feature に選ばれました。

The Emperor Fountain

この噴水ができたいきさつ。

1843年にロシアの皇帝ニコラス1世は、翌年にチャッツワースを訪問することを公爵に知らせました。そのために、公爵は世界で最も高い噴水を建設することを決め、パクストンがそれを建設することになりました。

まず、8エーカー(3.2ヘクタール)の湖を造りました。噴水のために自然の水圧を利用(高い位置から圧をかけるため)するためにハウスより高い位置、350フィート(110メートル)にある湿原に掘られました。作業はわずか6ヶ月で終了し、この大々的な建設で得られたウォータージェットは296フィート(90メートル)の高さに達すると記録されています。1900年代初期までチャッツワースの電気を発電するためにも用いられていたようです。

By Gordon Joly

ジェームズ・ペインの厩舎

チャッツワースの厩舎は、第4公爵のためにジェームズ・ペインによって設計され、1758-1767年に建てられました。それは約190フィート(60メートル)の正方形と2階建ての高さとなっています。角には低い塔があり、入り口の門の上に高い塔があります。

厩舎にはもともと80頭の馬のためのスペースと鍛冶屋を含むすべての必要な馬に必要な施設がありました。

しかし、建物が店とガレージになった1939年に厩舎の務めは終わりとなりました。このきゅう舎は宿泊施設となり、チャッツワースの従業員と年金受給者のためのアパートに変わりました。

現在では、ザ・キャベンディッシュ・ルームズ(軽食、ショップ、レンタル用の3室)も併設しています。厩舎は、ビジターシーズンには月に30,000人の観光客が足を運んでいます。

公園、森、農園の散策

ジェームス・ペインの作による手すりに装飾が施された石橋。3年前に撮影いたしました。この辺も羊が自由に歩き回っていました。

約1,000エーカー(4.0 km2)のチャッツワース公園は、一部を除いて、一年中無料で開かれています。

公園では、羊が放牧されており、近づいて触れるくらいですが、近づくと静かに離れていきます。羊は飼い主のことは信頼しますが、見知らぬ人には親しくしません。

休息中の羊の群れ

道端には羊の糞がいっぱい落ちているので、足元に注意して歩きましょう。

結論:都会の喧騒から逃れてストレスを解消しましょう。特に都会で生活していると、何かしら知らないうちにストレスがたまってきます。ストレスをそのままにしておくとうつ病のもととなるので、たまには都会から離れて、チャッツワース・ハウスに行ってみてはいかがでしょうか。

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