今回はバンバラ城を紹介いたします。バンバラ城は、ノーサンバーランドのバンバラ村のそばのイングランドの北東海岸にある城です。レンタカーで出かけてみてはいかがでしょうか。
バンバラ城(Bamburgh Castle)とは
547年のアングロサクソン(Anglo-Saxon)年代記に、ベルニシア(Bernicia)王国の町ベッバンブルグ(Bebbanburgh)として歴史に登場している、とても古い城です。
この城は、スコットランドからの侵入を阻止する監視と防御のために造られましたが、1464年には大砲の攻撃を受けて破壊されています。その後、アームストロング家によって購入され、内部が改築されて現在に至っています。
巨大な城の北にあるバンバラの町は、ホテルもあるリゾート地であり、長期滞在型の街として賑わっています。
インフォメーション
電車で行くには、キングスクロス(kings cross)からLNERでバーウィック・アポン・ツイード(berwick upon tweed)まで行き(約3時間30分)、バスで(訳45分)Rord Crewe Hotelまで。そこから10分ほど歩きます。5時間ほどかかりますよ。
2ヶ月くらい早いうちに、あるいは時々ナショナルレイルウエイで、安いチケットを販売しているので、それを利用することもできますね。(往復で100ポンドくらいで行けるときもあります)

できれば、レンタカーでいかれることをお勧めします。宿泊は、下記を参考にしてください。イギリスのホテルは、基本的にはツインまたはダブルで2人分のお値段です。
アーサー王の時代から現存する城
城壁に飾られたパネルに見られるように、この城の歴史は西暦547年から始まっています。アーサー王の時代ですが、この王が実在したかどうかは、今でも歴史家が議論を続けていますね。なるほど!


ノーサンバーランド海岸を見下ろす露頭(岩石が露出している場所)に建てられたバンバラ城は、アングロサクソンの城として用いられ、多様な歴史を持っています。
城の歴史はノーマン侵攻直後までさかのぼります。その後何世紀にもわたって数多くの王宮として機能しました。バンバラは、バラ戦争中に攻撃された「火薬に落ちる世界で最初の城」という著名な称号を持っていますが、工芸品や家宝が展示され、それらによって城の過去についての詳細が明らかにされます。
今日では、アームストロング家の家として使われています。



イギリスの歴史を感じる装飾品
歩いているだけで冒険心が満たされていくこの城。時代を感じる迫力はさすがですね。石造りの壁や天井など全体からにじみ出る重厚な雰囲気は、イギリスの歴史そのものと言えるでしょう。

バイキングとの闘い

城壁には、海に向かって大砲が大量に設置されていますね。そう、この海の向こうにあるのはデンマークです。いにしえの戦の喧騒が聞こえてきそうです。

アームストロングと航空アーティファクト博物館
城のランドリールームにはアームストロングと航空アーティファクト博物館があり、ビクトリア朝の実業家ウィリアム・アームストロングとアームストロング・ホイットワース(彼が設立した製造会社)に関する展示品があります。ディスプレイには、エンジン、大砲と武器、2つの世界大戦の航空工芸品などが展示されています。


メッサーシュミットBf110からプロペラ
バンバラ城近くの歴訪
ダンスタンバラ城(Dunstanburgh Castle)歴史的遺産
壮大なスケールで建てられたダンスタンバラ城は、ノーサンバーランドの人里離れた岬に立っています。バンバラ城から車で30分のところにあります。海の景色も絶景!

バラ戦争での激しい戦いによって、ここは2回包囲され、その後崩壊してしまいました。今は英国の遺跡としてそのあとを偲ぶことができます。入場料は大人£5.9
詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。(管理は慈善団体の english heritageとなっています)
ロンドンから遠いので海岸近くのコテージがありますので、宿泊をお勧めします。
リンディスファーン城(Lindisfarne Castle)
この城は、ホーリー島にありますが、車で行けます。ここもバンバラ城から車で30分ほどで行くことができます。
ごつごつした岩場に建つリンディスファン城は、現在はナショナルトラストの管理下にあります。covid19のために休業になっているかもしれませんが、周辺の散策は自由にできます。
行く前にオフィシャルサイトをご覧ください。
島の中にはミュージアム、ホテルなどもあります。ここに滞在してホリデーを楽しむのがお勧めです。
