ロンドンの運河の散歩の楽しみ方

ナローボートに乗って運河を観光するのもいいでしょうが、爺が楽しんでいるのは、運河沿いを散歩することです。もちろん無料、歩けさえすればだれでも楽しめます。川(運河)のせせらぎ、水鳥の家族づれの戯れ、人々とのふれあい、そして、適当なところにあるパブやレストランでのひと時。

イギリス全土に網羅されている運河について、爺が運河で楽しむために調べた情報を参考にしてくださいね。

イギリスの運河とは

イギリスの運河は、内陸水路のネットワークとして、張り巡らされています。運河はは、産業革命を推し進めた灌漑や輸送の手段として、またレクリエーションボートとしての活用場所としての歴史があります。運河が放棄されていた期間にもかかわらず、今日、イギリスの運河システムは再開され、いくつかの新しいルートが建設されています。イングランドとウェールズの運河は、ナビゲーション当局によって維持されています。環境庁の管理下のもとにおかれていますが、企業、地方自治体、慈善団体によって管理されているところもあります。

運河のボートの長さは

イギリスの運河の大半は55と72フィート(17と22メートル)の間の長さのボートを収容することができ、主にレジャーのために使用されています。ロンドンの運河で見かけるのはこの長さですね。

ニュージャンクション運河やグロスター運河、シャープネス運河などでは、これよりもはるかに大きな運河が数多くあり、最大230フィート(70 m)の長さのボートに対応できます。

大きな船専用の運河もあります。1894年に開通したマンチェスター船運河で、それは世界最大の運河の船道であり、最大600フィート(183 m)の長さの船が、36マイル(58km)のルートを航行することができます。

ロンドンで散歩するときには近くの公園もいいが運河をお勧めします。

ロンドンのお勧めの運河散歩コース

コルネ バレー トレイルが、ロンドンの郊外にあり手軽に楽しめるコースです。私も何回も足を運んでいます。コースの距離は7マイル(11km)です。

アクスブリッジからリックマンズワースまでのコルネバレートレイルを辿り、川沿いや運河沿いのウォーキングやサイクリングを楽しめます。
トレイルはグランドユニオン運河とコルネ川に続き、リンスターズ、ストッカーズ、バッチワース湖などの一連の美しい湖を通過します。トレイルはリックマンズワースの駐車場のそばのバッチワース湖で終わります。この散歩コースでは野生動物に遭遇する自然歩道をマイペースで楽しむことができます。

住んでみたくなる運河沿いにある素敵な家とボート

イギリス運河システムの歴史

イギリスでもっとも古い運河

イギリスに出てくる運河は、ローマの占領中に英国南部に造られており、それは主に灌漑のために使用されました。ローマ人はまた、川を結ぶため、フォス・ダイク(ローマ帝国により AD 120 年頃に建設されていると思われている、イギリスで最古で現在でもつかわれている運河)のようないくつかの航行可能な運河を作り、水中での輸送の増加を可能にしました。

イギリスの産業革命と運河

イギリスの航行可能な水路のネットワークは、産業輸送の需要が増加するにつれて増加しました。運河は産業革命を促進するための鍵でした。当時の陸路は大量の運搬には適していませんでした。非常に大型の馬車のシステムはありましたが、大量の材料(特に陶器などの壊れやすい製品)を素早く輸送できる大型の車両に適した道路はほとんどありませんでした。その点、運河のボートは非常に速く、大量を運ぶことができ、壊れやすい製品を運ぶのためにはるかに安全でした。

このようにして、運河は、工業の中心地や都市や港間を結んで建設され、主に原材料(特に石炭や木材)と製造品を輸送していました。マンチェスターでは、ブリッジウォーター運河ができて運営が開始されると、輸送費が劇的にコストダウンできたために石炭のコストが75%減少しました。前述しましたが、マンチェスター船運河は600フィート(183メートル)までの長さの船を収容できるのです。

18世紀の終わりと19世紀の初めに産業革命が起こったことで、さらに運河に関する技術を改善することになりました。初期の運河は丘や谷は避けて遠回りしていましたが、その後は高いところに水道橋を造ったり丘にはトンネルを造っていきました。

鉄道の発達に伴う運河の変化

19世紀半ばから、鉄道はこの運河の役割に取って代わってきました。蒸気機関車や、そして後の道路整備により大型の車両通行が進むにつれて、狭い運河システムよりも安くなり、より速く、はるかに大きな貨物を運ぶことができました。運河網は衰退し、多くの運河は鉄道会社によって購入されたり、廃業したりして衰退していきました。一部の狭い運河は使用不能になり、雑草、シルト、ゴミでいっぱいになったり、鉄道に変換されたりしました。

石炭運搬のために炭田から運河を使って運搬されていましたが、石炭に代わり石油が主流となった産業界においてますます運河の産業としての役割ななくなっていきました。

日本に運河はあるか

日本にも運河がありますが、イギリスのような全国を網羅するようなものはありません。日本の地形からして、長距離の運河は工事も大変、経済効果も期待できないでしょうし、もし造るとしたら莫大な費用が掛かることでしょうね。詳しくはこちらを参考にしてください。日本の運河一覧

日本の運河で有名なところは、小樽運河ですね。観光名所としてとてもきれいに整備され、気持ちよく散歩できます。北海道に旅行するときにはぜひ訪れてみたいところです。

しかし、日本にも壮大な運河計画は存在していました。それは、日本横断運河(にほんおうだんうんが)と呼ばれた計画で、1960年代に計画された運河です。中部横断運河とも呼ばれています。

揖斐川と琵琶湖を利用して伊勢湾と敦賀湾とを運河で結び、1万トン級以上の大きさの船舶を通そうという壮大な計画でした。さらに1990年代には変更案として淀川と琵琶湖を利用して大阪湾と敦賀湾とを運河で結ぶ案が検討されました。

しかし、いずれも頓挫してしまいました。開運不況や経済効果に対する疑問のために、運河計画は実現に至らなかったのです。もし実現していたらどうなっていたでしょうね。観光名所となったかもしれませんが、アップダウンの多い地形と大雨洪水の多い日本では、運河維持も大変なものになってきたでしょうね。

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