暗いイメージの冬のロンドンの天気でストレスを抱え込まない3つの方法

ロンドン生活

ロンドンの天気は、一日のうちでも変わりやすいです。晴れ、時々曇り、一時雨、所によっては嵐、のように一日のうちでコロコロ天気が変わる日があります。

夏場は日が長くて夜の10時くらいまで明るくて、遅い時間まで外出OK!でも冬場は日がとても短く3時過ぎには暗くなり始めます。

日照時間が少なくなると紫外線を浴びる機会が少なくなるので、ビタミンDの体内生成ができなくなります。ビタミンDの欠乏が続くと次のような症状が出てくるといわれています。

  • 骨がもろくなり、骨折しやすくなり、骨粗しょう症のリスクが高まる
  • 筋肉が衰え、筋力の低下が起こる
  • 歩行時などの痛みがでてくる
  • イライラ抑うつ気分の落ち込みなどが起こりやすい
  • 基礎代謝が低下するので、老廃物が体内にたまりやすくなる
  • 免疫力が低下して、風邪や感染症にかかりやすくなる

このように、せっかく楽しみにしてきたイギリスで、憂鬱な気分になってしまうこともあり得ます。

もともと内気で考え込むタイプの人で、しかも英語がなかなか話せないとなると、そのことでストレスが高じてうつっぽくなってしまうかも。もちろんイギリスにいなくても何処にいてもうつになることはあるでしょう。

実はわたしも、40代のころにうつになりました。

仕事に追われ子育てに追われ、経済的にも苦しい時期にストレスがたまり、死んでしまいたいと思うこともありました。10年ほどうつの状態で人前に出ることがとても苦痛になっていました。でもうつの状態を何とか克服することができて今のポジティブな気持ちを持つことができるようになりました。わたしの経験が参考になればうれしいです。

ロンドンの冬は午後3時過ぎには暗くなってくる

気分が沈み、うつっぽくなってきたけど、病院に行かずに治したい、と思われるなら、一度、漢方を試してみることをお勧めします。試してみてはいかがでしょうか。

ロンドンの天気は「うつ」になりやすいのか

ロンドンの天気は変わりやすく、急に雨が降ってくるんだ。ロンドン子は、雨にぬれても全然平気ですね。フードで頭を覆うくらいで、傘は持ち歩かない人が多いようです。

しかし、冬の寒さは、大したことはないと思います。鹿児島出身のわたしがいうことだから本当に大したことはないです!緯度は北海道よりも高いのにほとんど雪も降りません。気温も下がっても氷点下数度程度。これは大西洋からの偏西風がいつも吹いて、暖流の空気を運んでいるためです。確か社会の授業でも勉強した記憶があります。

でも、冬場の天気が陰湿な気持ちにさせることがあるんです。冬は日も短いので家にこもりがちになる人が多くなりますね。もちろん天気のせいだけではないですが、日の短い冬の時期に「うつ」になることがあります。まあ、この時期に「うつ」になりやすいと言ったほうがいいですかね。これは 季節性情動障害 といううつに該当するようです。

日本でも山陰地方がこのような状況と似ていますね。何十年も前に山陰地方では「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われていました。そもそもなぜ山の陰なんでしょうか。

その由来を調べてみると・・・中国(チャイナ)からきているみたいですが、山の北側が陰で、南側が陽だそうです。日本の山陰地方は中国山地の北側なので山陰となるわけですね。もう少し明るい雰囲気の出る名前にしてほしいものです。(たとえば 松葉ガニ地方 とか。叱られそう)

うつ病にはどんな種類があるか

うつ病にはさまざまな種類があります。大別すると下記のように分類できます。どんな治療法が良いかは,うつ病のタイプ、また一人一人の考え方症状の度合いによって異なります。

大うつ病とは
症状が6か月かそれ以上続くうつ病のこと。このまま治療せずにおくと生活の多くの面に支障をきたしてくる。うつの症状が大きいという意味ではない、普通のうつ。

双極性障害とは
躁(そう)うつ病としても知られている。感情面でのそうとうつの両極端を経験し,異常なほど活発になるそうの状態と,ひどく落ち込むうつの状態を繰り返す。

気分変調症とは
大うつ病ほど症状が重くないものの,通常の生活を営むのが難しくなる。気分変調症の人が断続的に大うつ病のような状態になることもある。

産後うつ病とは
出産後の母親を悩ます気分障害のこと。マタニティーブルーと言われていて、一時的になることが多いが、そのままずっとうつ状態になり家事や育児に支障をきたしてしまうことがある。

季節性情動障害とは
秋や冬に日照時間の減少に伴って生じる場合が多い。たいていは、春や夏になると自然に治る。

「うつ」病の原因と現状

今日、気分障害と言われる「うつ病」は驚くほど広くどこでも見られますね。例えば,ある推定によると,世界中で3億3,000万人が重度のうつ病を患っているそうです。日本でも社会問題となっており、国の政策としても「うつ」から連鎖的に起こりうる自殺を防止するために専門家が提言しているくらいですからね。

うつ」病は「心の風邪」と呼ばれています。この言葉の通りだれでも「うつ」になるかもしれないということです。家族内の問題、経済的な問題、仕事上の問題、性格的な問題、対人関係、病気などだれでも抱えている問題がうまく行かないことから「うつ」病になっていくようですね。

「うつ病」はまず、本人と周りの人双方が受け入れて理解すること、そしてお互いが協力し合って克服するための段階を踏んでいくことで、必ず、治ると言われています。わたしもほぼ治りました。ほぼ、と言うのは前のような状態に戻ることがあるので、余分なストレスをためないように意識しなければならないからです。

うつ病に至るストレスについて

ストレス自体は、だれでもある程度はあります。ストレスの良い面は難しい事態にうまく対処できるように考え、調整することです。そのようなストレスによってアドレナリンが増えて仕事をきちんとやり遂げることができるように助ける働きがあります。ですからストレス自体は悪いものではありません

問題は、そのストレスがいつもあり、続いていき、体がくつろげなくなることにあるのです。くつろげない状態が続くと筋肉が緊張し、心拍数があがり、血圧も上昇します。その影響もあり、血中のコレストロール、脂肪、糖質、ホルモンなどの数値が高くなるわけです。

その状態が続くとさらに体のいろいろなところに問題が生じてきます。内臓が過敏になり、下痢や食道のけいれんが起こることさえもあるようです。わたしの場合、血圧が上がり心療内科に通うことになりました。血圧の薬を長い間処方してもらったんだが、最近は血圧の薬を飲まなくても安定するようになってきました。

このうつの状態が慢性化すると、脳卒中、心臓発作、腎不全、糖尿病など重症化するかもしれません。

また、生産性が低下してしまい、熱意が失われ、対人関係にも大きな影響が出てきます。このようにして、「うつ」病になっていきます。このような「うつ」の自覚があれば、早目に対処しましょう。

「うつ」病は治せるのか、それに至るストレスを抱え込まない3つの方法

うつは治せる。と言うより改善することができます。もちろん専門医に相談して場合によっては薬を処方してもらうことも必要です。でも日ごろから行うとよい方法があります。わたしもこの方法で、うつ状態が改善してきました。

うつ病の原因としては、前述したように過度のストレスが関係しています。では、どのようにしてそのストレスを軽減することができるでしょうか。

毎日できるストレスを軽減する方法

今日やったからと言って、すぐに効果があらわれることはないので、地道にできれば毎日、あなたにできることを行なってみてください。

その方法とは・・・今までやってきた習慣の逆を行なうことです。具体的に言いますと・・・

例えば、デスクワーク中心で外に出る機会のあまりない方は、アウトドアーで体をうごかすこと。ただし、激しい運動は逆にストレスとなるかもしれないので、適度な運動をすること。適度な運動は、自然の「抗うつ剤」と言われています。

さらに、日光を浴びることによって、ビタミンDを生成することができるので、その欠乏に伴うイライラや免疫力の低下にも効果があります。


外出が多い方は、ゆっくりと読書をしたり、インターネットでお買い物などをしたりしましょう。

でもやはり天気のいい日は、なるべく外に出て、散歩するのがいいですね。日本の都会にいても、散歩できる場所はあります。公園がなくても近所をゆっくり散歩しながら、辺りを見渡すと今まで気づかなかったことに気付くこともあるでしょう。

ロンドンの中心部にはリラックスできる素敵な公園が随所にあります。公園をゆっくりと散歩してみると、いろいろな素敵なものを発見をすることがよくあります。こういう時間をだれにも邪魔されずに楽しんでください。ポイントは、ゆっくり歩くこと。

ロンドンでの手軽な散歩できるおすすめの公園は、リージェンツパークやハムステッドヒースなど。広大な公園で自分のお気に入りの場所を探して楽しめますよ。

周りの人の理解と助け

家族や親しい友達の助けも必要。あなたが「うつ」であることを率直に伝えてみましょう。気持ちを聞いてもらって、慰めてくれる人がいると分かると、とても助けになります。

もちろん近くに家族がいな、しかも親しい友達もいないこともあります。友達を探してみようと思いますが、あなたと同じ「うつ」の友達は一緒にいると負のスパイラルに陥ってしまうので、よく話を聞いてくれる友を探したいですね。「だいじょうぶ、無理しなくていいよ」と言って欲しいのです。

そのような機会がなくても、大丈夫。

ネガティブな考え方を変える意識

考え方を変えること。これはとても大切なことです。「うつ」の時には自尊心がすごく弱っています。自分はダメな人間だ、何をしてもうまく行かない、だれからも悪くみられている、などと思ってしまうものです。

あなたにも良いところがいっぱいありますよ。あなたの出来ることを書いてみてください。思いつくことなんでもいいです。その中からあなたの出来ること、あなたの得意なことをしばらく集中して行なってみてください。

あなたの楽しめる活動のために時間を取ってください。自分のための買い物に出かける,ゲームをする,好きな料理をつくる,本屋さんででゆっくりと本を見て歩く,外で食事をする,読書をする,パズルを解く,といったことを何でもやってみてください。

私の場合、インターネットでイギリスの情報を調べたり、このブログを立ち上げたり、下手なギターを弾いたり、カラオケをしたりして自分のために、時間を取るようにしてきました。

まずは、病院に行かないで何とかしたいなら、漢方を試してみるのはいかがでしょうか。

そして、どうしても改善されない時は、専門医(心療内科)で相談しましょう。

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