ロンドンのお庭で見かけるかわいいやつ:Bumble bee(マルハナバチ)

ロンドン生活

ストレス解消のために、動物ウォッチングをお勧めです。ストレスを溜めるとうつ病のもととなりえます。

アニマルセラピー。昨今、世間でその効果が高く評価されています。動物と触れ合うことで、精神が癒されストレス解消にも繋がるということです。

今回は、はちです。イギリスで、愛されている🐝、Bumblebee(マルハナバチ)。

うちの庭で撮影

触ることができます。もちろんあまりいじると刺されますよ。優しくなぜてあげてくださいね。

日本のハチは、基本的に触ると刺されるのでこんなことはできません。春先などは特に攻撃的になるので、ハチの巣に近づかないでくださいね。少し離れて、観察しましょう。思いもよらない発見があるでしょう。

うちにあった Bumblebee(マルハナバチ) のクッションと時計。

Bumblebee(マルハナバチ) の掛時計
Bumblebee(マルハナバチ) のクッション

かわいいイラストの本物が、庭で蜜を集めているではないか。本当にかわいらしい。手でなぜてあげられるくらい危険ではない蜂です。でもあまりいたずらすると刺されるかもしれません。毒性は弱いですが、それでも刺されると結構痛いようですので、ご注意を。

そこで、 Bumblebee(マルハナバチ) について調べてみました。

Bumblebee(マルハナバチ) とは

Bumblebee(マルハナバチ) はミツバチに似ていますが、本体は丸みをおびて毛深くて、体形はミツバチより少し大きくなっています。北方系の昆虫で、高緯度の地方に数多くの種が分布しています。日本でも珍しくはありませんが、イギリスなどヨーロッパではよく見かけることができます。また、牧草の主力の一つであるアカツメクサなどの花粉媒介を行う益虫として用いられており、日本よりはるかに重宝されて、親しみやすい蜂として知られています。

ミツバチと同じように女王バチのみが産卵を行う社会生活を行い、交尾を済ませた女王バチのみが越冬し、翌春単独でコロニーを形成します。ただし、巨大なコロニーは作らずに、家族生活に近い規模になります。

イギリスにおける Bumblebee(マルハナバチ) の実態

過去1世紀にわたって Bumblebee(マルハナバチ) の数は減少してきました。1941年にバークシャーダウンズで見られたBumblebee(ボンバス・カルマナス)が絶滅し、1988年にはダンジネスで見られた短髪のBumblebeeは、2000年に正式に絶滅しました。さらに8種は、分布の大規模な減少のために、現在、英国、ウェールズ、スコットランドの保全優先種リストの少なくとも1つにリストされています。

なぜ Bumblebee(マルハナバチ) が減少してきたのか

なぜBBumblebeeは、こんなに減少してきたのでしょうか。

主に田舎の環境に大きな変化が生じたためです。まず、農業の機械化があります。さらに安価な食糧の需要が増加してきたため、これまで以上に多くの食料や作物が必要とされたためです。その結果、Bumblebee (マルハナバチ)が餌を得るために必要な花の蜜を提供する開花植物が、全国的に減少してしまいました。それと同時に、彼らが巣を作り、越冬するための場所も失われてしまったのです。

Bumblebee(マルハナバチ)の生活環境

Bumblebee (マルハナバチ)は花だけを食べるので、葉や根を食べることができる同等の種よりもはるかに多くの植物を必要とします。彼らはまた、コロニーベースのライフスタイルのために、コロニーのライフサイクルの終わりに新しいオスと女王バチを生産するために、コロニーの寿命(数ヶ月で3月から10月)のために40-400の働きバチを維持するのに十分な花を持っている必要があります。

希少なBumblebee(マルハナバチ)種の多くは巣から1km以内で生活し、ふつうは5〜600メートルが一般的であるため、生存地域は毎年コロニーを維持するのに十分な花が豊富になければなりません。さらに、巣の女王だけが繁殖するので、毎年Bumblebeeが減少しないためには、比較的多くの巣が必要となります。

日本も同じですが、農業は単作作付け、大規模のために機械化され農薬や化成肥料の使用のためにハチにとっては環境悪化となっています。ハチだけにとどまらず野生動物がますます農地から圧迫されつつあることは、世界中どこでも同じ状態と言えるかもしれませんね。

Bumblebee(マルハナバチ) の減少の影響


Bumblebee(マルハナバチ)は受粉をしてくれる益虫であり、したがって、私たちが食べる食べ物の多くを生産する上で重要な役割を果たしていることはよく知られています。トマト、エンドウ豆、リンゴ、イチゴなどの多くの商業作物の受粉を通じて、昆虫は英国経済(2015年)に年間6億ポンド以上を貢献すると推定され、その際に英国の年間1,080億ポンドの飲食産業を支えていると言われています。EU全体で、昆虫の受粉作業によってEU経済(2012年)に年間142億ユーロを拠出したと推定されています。Bumblebee(マルハナバチ)やその他の受粉をしてくれる昆虫が減少し続ける場合、これらの植物を他の手段で受粉するコスト(多分人手による)が非常に高いと、果物や野菜のコストが大幅に増加する可能性があります。実際、英国の作物を手作業で受粉すると年間18億ポンドの費用がかかると推定されています。

このように、Bumblebee(マルハナバチ)は、多くの野生の花を受粉するのに役立ちます。この受粉がなければ、これらの植物の多くは種子を産生せず、その結果、作物の生産性が損なわれていくことになるのです。また、植物は複雑な食物連鎖の基礎であることが多いため、ハチが消えた場合、他の昆虫や、鳥、哺乳類などの他の野生動物がどのように苦しむかは容易に想像できるでしょう。

Bumblebee(マルハナバチ) のために何ができますか?


幸いなことに、Bumblebee(マルハナバチ)のためにできることはたくさんあります。日本でも環境保護のための活動が行われていますが、手遅れにならないうちにもっと教育と実際的な施策を実施していただきたいと思っています。

もし庭があるなら、ぜひ次のことを行なっていただきたいと思います。

お庭に Bumblebee(マルハナバチ) のためのお花を植えましょう

最も簡単なことは、3月から9月の間に花を咲かすために、あなたの庭にいくつかのハチを引き寄せる植物を植えるということです。

Bumblebee(マルハナバチ) の巣を提供する

あなたが巣を作る場所を提供することによってBumblebee(マルハナバチ)を助けることができます。ハチの苦手な方もおられるでしょうが、Bumblebeeはとてもおとなしくて、何もしなけrば襲ってくることはありません。

最初のステップは、春に適切な種類の花を提供することです。この時期に巣探している女王は、彼女が卵の彼女の最初のバッチを生産するのを助けるためにたくさんの食べ物を見つけることができる庭に引き付けられるからですで。

女王は巣にふさわしい場所を探し始めます。彼女はジグザグパターンで地面の上を低く飛び、地面の穴や葉の山を調査します。こちらの準備したところにうまく巣を作るとは限りませんが、やってみて楽しむことができます

結論:ストレス解消のために、身近な動物から癒されます。ハチもその一つです。刺されないようにして適度な距離を置いて観察してみましょう。きっと新たな発見をしていつの間にかストレスがなくなっているでしょう。

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